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好転反応について

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ホメオパシーを行っていく際に、良く尋ねられるのが好転反応のこと。

好転反応とは、自然療法を行っていくうえで、自己治癒力が発動し、身体から老廃物などの排泄が始まることをいいます。

熱や発疹、下痢や軟便、耳だれ、鼻血、唾液、汗など、ケースによって様々です。

老廃物の量が多ければ多いほど、好転反応もそれだけ長く続く傾向があります。

また、身体的な排泄だけでなく、心の排泄が始まることもあり、

過去に抑圧した感情が出てくることにより、悲しみ、怒り、落ち込みなどを感じることもあります。

ときには、忘れていた過去の記憶が甦るということも。

 

どの程度でどのくらいの期間、この好転反応が続くかは、その方次第。

例えば長く多くステロイド剤を摂っていれば、その分長く好転反応(=排泄が続く)ことが予想されます。

ただ、粒レメディーでの慢性病の対応時期に比べ、

現在のアルポ&LM処方では、穏やかに速やかに排泄が促されているように感じます。

~治癒の方向性~

 

こちらも良く尋ねられることですが、今これは症状が激しく出ているのか、好転反応なのかわからない、ということ。

この治癒の方向性を参考にされてください。

 

①病気の前の性格に戻る

オルガノン第6版 §210(1)

病気を取り除き患者が回復すると、ホメオパシーの治療の痕ではよくありうることであるが、

医師は、患者の気味悪いくらいの心の変わりように非常に驚かされることが多い。

~中略~

こうした心理状態は、以前健康だったとき、まさにその患者に特有の性格であったものである。

 

②昔の治癒されていない症状または抑圧された症状が戻ってくる

 

オルガノン第6版 §38

類似していない新しい病気の方がより強い場合、~中略~後から加わったより強い病気によって活動を止められる。

活動を再開するのは、新しい病気が峠を越してからか、あるいは治療されてからである。

そうした後、古い病気は治療されていない状態で再び現れる。

 

例えば、元々、アトピーの皮膚症状があったのに、

ステロイドを使用すると『ステロイドの医原病』の方がアトピーより強いのでアトピーの症状はなくなります。

しかし、ホメオパシーにより『ステロイドの医原病』が治癒に向かうと、元々あったアトピーの皮膚発疹が戻ってきます。

本当のアトピー治療は、医原病の蓋が取れてから始まるのです。

こういった抑圧されていた症状が戻ってくるのです。

 

③へリングの法則

 

ホメオパシーの治癒の方向性は、ハーネマンの弟子であるヘリングが確立したもので、以下の5つがあります。

・上から下へ

(手足などの末端へ移行している場合)

・中から外へ

(体内に溜まっていたものが体外へ移行している場合)

・心から身体へ

(頑なな心が解きほぐされてリラックスし、身体へと移行している場合)

・重要な器官から、より重要でない器官へ

(肝臓の痛みはなくなったが、痰がでるなど)

・逆順序の法則

(依然患っていた症状が戻ってきている場合)

以上、参考にされてください。

ただし、レメディーをとって、あまりにも好転反応が辛い、

そもそも好転反応なのかもわからない、などありましたら、ご連絡ください。

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